弾劾裁判
[ 1390字|政治 (politics) ] 有料最高裁差し止め令に「弾劾裁判所が優越」と強硬派反発。穏健派は「命令受け入れを」
コロナ最高裁長官弾劾の可否を審理する弾劾裁判所(上院)の証拠提出命令を差し止めた最高裁の仮処分命令から一夜明けた10日、弾劾裁判で陪審員を務める一部上院議員からは、最高裁命令を無視する形になっても証拠を確保すべきとの強硬論が噴出した。これら議員は週明けの13日に開かれる陪審員会合で、「最高裁長官を裁く弾劾裁判所の優越性」を理由に証拠提出命令の履行を主張する見通しだ。一方、慎重派のエスクデロ上院議員や現共和国憲法を起草した憲法学者は、最高裁命令が無視された場合、「憲法の番人」としての最高裁の役割や三権分立を基本にした民主主義制度の根本が揺らぐ可能性を指摘し、最高裁命令を受け入れた上で弾劾審理を進めるよう呼び掛けた。