日系2世調査
[ 1464字|社会 (society) ] 有料日本政府による身元調査・確認が7年ぶりに再前進へ
日本の外務省は、太平洋戦争後、フィリピンに取り残された日系二世の身元調査費用として、比日系人会連合会(カルロス寺岡会長)に約五百万円を資金援助する。寺岡会長と在比日本大使館の渡邉優公使が八日、同大使館で援助契約書に署名した。同省は一九九五、九七年に二世約二千三百人から父親の名前や出身地を聞き取る調査を行ったが、最終的な身元確認は同連合会など民間頼みの状態が続いてきた。今回の援助で、日本政府としての調査は約七年ぶりに再前進し始めた。