宝くじ協会疑惑
[ 1161字|政治 (politics) ] 有料前政権下の3年間に総額3億2500万ペソの「調査費」支出。選挙対策などに流用か
比慈善宝くじ協会(PCSO)のロサリオ・ウリアルテ前総支配人は7日、上院ブルーリボン委員会(ギンゴナ委員長)の聴聞会に招致され、アロヨ前政権下の2008〜10年の3年間で、総額3億2500万ペソの「調査費」を支出したことを認めた。支出に際しては、親交のあったアロヨ前大統領本人の決裁を受け、さらに前回大統領選(10年5月)直前の同1〜2月だけで、うち1億6千万ペソを支出したとも証言した。しかし、「調査」の内容や使途の詳細は説明できず、同委員長ら上院議員からは「1億6千万ペソは国軍の年間調査費に匹敵する。宝くじ協会が一体、何を調査したのか」など疑問の声が上がった。