遺骨収集事業
[ 1873字|政治 (politics) ] 有料現場に博物館関係者が立ち会えず、文化財保護目的のガイドラインが有名無実化
日本政府の戦没者遺骨収集事業に職員を同行させている比国立博物館のセシリオ・サルセド副館長は2日までに、首都圏マニラ市の同博物館内でマニラ新聞の取材に応じ、現在の遺骨収集方法について、比日両国政府間で策定されたガイドラインに抵触している部分があることを示唆した。ガイドラインは遺骨収集時に文化財や考古学的価値のある人骨、物品が発見される可能性を想定し、これらを保護するため。しかし、同博物館関係者が遺骨の発掘、収容現場に立ち会えない状態が続いており、「文化財保護」の目的が有名無実化している。