次期統一選
[ 1558字|政治 (politics) ] 有料多数芸能人の選挙運動参加で賛否両論。芸能界と政界の強いつながりが露呈
次期統一選(5月10日投開票)のうち正・副大統領選など、今月9日にキャンペーン解禁となった「全国区」では各候補陣営による選挙運動が一段と熱を帯びている。地元各紙が「お祭りムード再来」と形容した通り、特に有力大統領候補の選挙運動には男優、女優、テレビ司会者や歌手ら多数の芸能人が動員され、集票マシーン役を果たしている。これまで以上に強まるエンターテインメント色に対し、公正選挙法の「芸能人や報道関係者の在職中の選挙運動参加禁止」規定について賛否両論が飛び交う中、中央選管はこのほど、「最終的な判断は放送局と本人に任せる」と発表。これは芸能人の選挙運動参加を事実上認めたのと同然で、政界と芸能界のグレーゾーンがあらためて浮き彫りとなるとともに、今後、芸能人を動員した「選挙ショー」に一層拍車が掛かりそうだ。