大量虐殺事件
[ 1037字|社会 (society) ] 有料首都圏ケソン地裁、反乱罪で起訴されたアンパトゥアン一族ら24人の公訴棄却
ミンダナオ地方マギンダナオ州で2009年11月末に起きた大量虐殺事件に絡み、反乱罪で起訴されたアンパトゥアン同州前知事ら24人の裁判で、首都圏ケソン地裁が「証拠不十分」を理由に公訴を棄却していたことが29日、分かった。アロヨ大統領は虐殺事件発生から約2週間後、同前知事一族を中心とする反乱計画の情報を基に、同州一部地域に戒厳令を発令した。だが、今回の公訴棄却でその発令根拠が崩れる結果となり、現政権の政治・道義的責任が厳しく問われる事態に発展しそうだ。