知事単独会見
[ 1657字|社会 (society) ] 有料反乱罪で起訴のアンパトゥアン知事、反政府勢力に対抗するため民兵組織強化
ミンダナオ地方マギンダナオ州の大量虐殺事件に関連して、反乱罪で起訴されたイスラム教徒自治区(ARMM)のサルディ・アンパトゥアン知事(41)は13日、拘置先の国家警察施設でマニラ新聞の単独インタビューに応じ、イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)の脅威に対抗するため、公金による武器購入などで民間人志願組織(CVO)を強化してきたことを認めた。「安全保障は最大の問題。武器調達はARMMの最優先事業だった」とまで言い切ったが、CVOの私兵団化は否定した。また、アンパトゥアン一族拘束と戒厳令については「(MILF対策で)政府に協力してきたにもかかわらず、われわれに危害を加え、逃げも隠れもしないのに戒厳令を出した。裏切り行為だ」と現政権を強く非難した。