万聖節
[ 1400字|社会 (society) ] 有料北部墓地で「遺骨整理」対象となった遺族ら、墓標と遺骨ないまま死者の冥福祈る
万聖節の一日、首都圏マニラ市にあるマニラ北部墓地では、同市の墓地再開発計画などのあおりで、亡父らの遺骨を「整理対象」にされた遺族も墓参に訪れた。十月中旬まで遺骨が安置されていた一部保管庫は既に空っぽ。遺骨は保管庫近くに新設されたアパート式墓地の屋上部分に移され、近くコンクリートで固められる予定だ。遺族らは「(貧困層向け墓地の)管理会社はなぜ、事前に知らせてくれなかったのか」と不満を漏らしながら、墓標も遺骨もない保管庫周辺にろうそくを立てて故人の冥福を祈った。