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1月3日のまにら新聞から

再定住地にも「生活格差」

 [ 1545字|気象 災害 (nature)|地滑りのつめ跡 ] 有料

被災地に広がる生活格差。比人海外就労者の送金で豊かな暮らしも

 大規模地滑りで壊滅したギンサウゴン・バランガイ(南レイテ州)から南東へ約七・五キロ離れた、元ヤシ林に建設された再定住地。ここに住む被災民の大半は頼みの農地を失い、新たな職にも就けず、先の見えない厳しい生活を送っている。しかし、同じ平屋住宅に入居しながら、他の住民と比べてはるかに豊かな生活を送っている被災民がいる。海外就労者(OFW)の息子を持つこの母親の部屋には、毎月の送金に加えクリスマス時の追加送金などを元手に購入した家電製品が豪華に並ぶ。同じ被害を受けながら、身内にOFWがいるかどうかで、後の生活に天と地ほどの開きが生まれている。OFW依存度を一段と高めるフィリピン社会の縮図が、大災害の被災地にも鮮明に見て取れる。