殺人未遂事件の邦人被害者 被害届を正式に提出
[ 766字|社会 (society) ] 有料日比捜査当局 真相解明へ本格始動
一九九七年五月中旬、一億五千万円の生命保険に加入した日本人男性、Aさん(42)=神奈川県出身=がカビテ州アルフォンソ町の山中で射撃された事件で、Aさんは十四日までに、フィリピンを再び訪れ国家警察アルフォンソ署に被害届を正式に提出した。同署は保険金詐取を狙った殺人未遂事件として、犯罪捜査隊(CIDG)と合同で捜査を再開した。神奈川県警もフィリピンに捜査員を派遣するなどして調べを進めている。日比両捜査当局は事件発生から一年五カ月を経てようやく真相解明へ向け動き出した。