タンカー沈没事故
[ 1436字|社会 (society) ] 有料担保権設定の農協、破たん直前に比へタンカー貸与。事故生んだ比日関係者の思惑
ビサヤ地方ギマラス州沖で小型タンカー「ソーラー1」(九九八トン)が沈没、大量の重油が流出した事故で、同タンカーに日本国内で数千万円の担保権が設定されていたことが二十一日までに、関係者の証言で明らかになった。債権者だった岡山県備前市の日生町信用農協は二〇〇一年三月に約二百五十五億円の債務超過に陥って破たん。同タンカーは破たんのわずか五カ月前、〇〇年十月に債務者の日本人船主から首都圏マニラ市の船会社へ貸し出されていた。