円借款事業
[ 1351字|政治 (politics) ] 有料比政府が遅延事業の実施を最終決定。27次円借款の供与表明へ向け道開ける
日本政府の円借款供与表明から三年近く未着手状態が続いているパシッグ・マリキナ川洪水制御事業(借款供与予定額約八十五億四千万円)で、国家経済開発庁(NEDA)は二十八日、理事会を開き、同事業の実施を最終決定した。実施決定は、比日両国政府が現在準備を進めている二十七次円借款の供与条件。条件がクリアされたことで、二〇〇二年表明の「二十六次」以来、四年ぶりとなる新規借款パッケージの供与表明へ道が開けた。早ければ、十二月上旬の安倍晋三首相初来比に合わせて供与表明の運びとなる見通し。