援助事業襲撃事件
[ 1362字|社会 (society) ] 有料新バコロド空港建設現場を襲った武装集団は比共産党軍事部門のNPA名乗る
ビサヤ地方西ネグロス州で日本の政府開発援助(ODA)によって進められている新バコロド空港建設現場襲撃事件で、国家警察などは九日、武装集団約三十人が覆面に迷彩服姿で正面ゲートから突入、警備員を脅して武器を奪取した後、次々に重機を破壊したと明らかにした。当局は、武装集団が犯行現場で比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)の「メンバーだ」と名乗っていたため、NPAによる犯行と言明しているが、一部の関係者の間では「断定するには早すぎる」との声も出ている。現場で事業に携わっていた日本人約二十人の無事も確認された。