改憲で対立
[ 1205字|政治 (politics) ] 有料改憲問題でラモス派とアキノ派の対立構造が鮮明に。反米・民主派が復活
アキノ元大統領が「アロヨ政権による改憲阻止運動」を立ち上げたことに対し、ブニエ報道長官は二十九日、「改憲反対派は権力の喪失を恐れて運動を起こした」と反論。さらに改憲署名運動推進団体もこれに対抗する姿勢を打ち出した。だが、改憲反対派は一九九一年に上院議員として在比米軍基地存続条約批准を否決したギンゴナ前副大統領ら民主化運動の指導者が主導。改憲問題をめぐり、提唱者のラモス元大統領率いる与党勢力とアキノ擁立のかつての民主派との対立が鮮明になってきた。