米財団が批判
[ 1084字|社会 (society) ] 有料米保守系財団が論評でアロヨ大統領のメディア弾圧を批判
米有力紙ニューヨーク・タイムズが五日付の社説でアロヨ大統領の専制化を非難し、フィリピンの民主主義が危機的状況にあると警告したのに続いて、米保守系シンクタンク、ヘリテージ財団(本部・ワシントン)は十七日付けの論評(電子版)で、大統領がメディア弾圧など独裁傾向を強めていると批判、弾圧に終止符が打たれるまで、ブッシュ米大統領にアロヨ大統領との会談を拒否するよう呼び掛けた。一方、ケリー駐比米大使は十九日、比の経済発展が近隣諸国からさらに後れを取っていると指摘。アロヨ大統領は米国の官民双方から相次ぐ批判を受け厳しい状況に追い込まれている。