省エネ策
[ 1105字|政治 (politics) ] 有料財界が燃料配給制度に反対し、大統領は非化石燃料による発電の現場を視察
世界的な原油価格暴騰の流れのなか、フィリピン政府は「省エネ十策」などの施策を立て続けに打ち出したが、財界の中枢である「マカティ・ビジネス・クラブ(MBC)は二十二日、政府による直接統制には反対する意向を表明した。エネルギー危機によって、アロヨ政権がグローバルな自由経済に同調する従来の政策から方向転換しかねない状況に反発したとみられる。一方、アロヨ大統領は、長期的政策として石油依存からの脱却を国民にアピールする効果を狙って、地熱、水力発電所などを視察、代用エネルギー開発を促進する意思表示とした。