前大統領裁判
[ 1421字|社会 (society) ] 有料検察側重要証人の証言、札束など使った実地検証で否定される。訴因に揺らぎも
略奪罪などで起訴されたエストラダ前大統領の不正蓄財裁判で、公務員特別裁判所特別部(デカストロ裁判長)は二十五日、検察側証人のシンソン南イロコス州知事の証言に基づき、札束などを使った実地検証を中央銀行で行った。同知事は先に「前大統領宅に現金一億三千万ペソを四つの段ボール箱に入れて届けた」と証言したが、検証で同寸法の箱に千ペソ紙幣の札束を実際に詰めたところ、「一億三千万ペソ」の約六割、八千万ペソしか入らないことが判明した。