閣僚7人ら辞任
[ 1613字|政治 (politics) ] 有料プリシマ財務長官ら11人が辞任表明し、大統領に退陣迫る。大統領は要求拒否
アロヨ大統領の電話盗聴問題に絡む選挙不正疑惑の高まりを受け、プリシマ財務長官ら閣僚七人と国税、関税両局長ら四人が八日午前、辞任を表明した上で大統領に退陣を迫った。辞任表明に続いて、アキノ元大統領とマカティ財界団体も相次いで大統領に辞任要求を突き付け、同日午後には退陣要求集会もマカティ市内などで始まった。これに対し、アロヨ大統領は「民主主義と法を守る。喜んで(弾劾という)憲法規定に身を委ねるが、それまでは職務に専念する」と政権を維持する姿勢を明示した。しかし、野党陣営は、閣僚辞任やアキノ元大統領らの動きをバネに大統領辞任要求を強めており、九日以降も予断を許さない緊迫した状況が続くもようだ。