記者殺害
[ 1251字|社会 (society) ] 有料比で頻発するマスコミ関係者殺害事件に有効手だてのない政府に国際団体が圧力
非営利団体「ジャーナリスト保護委員会」(本部ニューヨーク・CPJ)は昨年末、フィリピンで報道活動中に殺害された記者は二〇〇四年の一年間で八人に上り、戦時下のイラクに次いで世界で二番目に多かったと報告した。今年に入っても不名誉な称号は消えることなく、仕事絡みで殺害された記者はすでに三人。有効な手だてを打たないアロヨ政権に対して国際記者団体からも圧力がかけられている。大統領はこのほど、列国議会同盟(IPU)総会の席でマスコミ関係者の保護を訴えたが、言葉を行動に移すことができるか国際的な注目が集まっている。