04年邦人援護統計
[ 1499字|社会 (society) ] 有料「困窮」が前年比5割増の185件に急増。「行方不明」や入国トラブルも増加傾向に
在フィリピン日本大使館はこのほど、二〇〇四年の邦人援護統計を取りまとめた。全体の援護件数は前年比一四・六%増の八百三十件と過去十年間で最多となった。中でも所持金を使い果たすなどして同大使館に助けを求めた「困窮」は、前年比五四・二%増の百八十五件に急増し、平均して二日に一人の割合で困窮邦人が同大使館の世話になった計算だ。また、夫や息子の所在確認を依頼する「行方不明」や入国拒否に関連した邦人援護も急増傾向にある。