邦人対象の凶悪事件
[ 1327字|社会 (society)|検証2004 ]暗殺が常態化している比では、日本人絡みの事件が今後急減することは期待薄
今年、フィリピンで殺された日本人は判明しているだけで四人。しかも事件はすべて未解決のまま。予算不足や能力不十分のせいか、警察の捜査があまり成果を上げない。犯罪訴追システムまでが汚職の沼にはまり、機能不全に陥っている。まさに「殺され損」。銃器が簡単に手に入り、政治やビジネス上での暗殺が常態化しているこの国では、今後も日本人絡みの事件が急減することは期待薄だ。