違法賭博
[ 1421字|社会 (society) ] 有料首都圏近郊の農村部を訪れ、違法賭博フエテンが庶民の生活の一部と化していることが判明
政治家や国家警察幹部の運営関与が取りざたされ、撲滅不能とされる違法な数当て賭博フエテン。観光客を装って首都圏近郊リサール州のある農村を訪れてみると、フエテンが庶民の生活に深く根を下ろしていた。隣近所を回って勧誘し賭け金を徴収しているのは三十│五十代の主婦たち。注文を取りながら雑談に興じ、地域社会の交流を支えていた。集めた賭け金の一〇%が取り分で、月収にすると二千│四千ペソに上るといい、庶民の大切な生計手段となっていた。