対MILF交渉
[ 1356字|政治 (politics) ] 有料「モロ・イスラム解放戦線(MILF)との最終和平合意への道遠し」と米専門家
フィリピン政府とイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)の公式和平交渉の再開が遅れている問題で、米シモンズ大(マサチューセッツ州ボストン市)のザカリー・アブザ準教授(政治学)はこのほど、比外国人特派員協会で記者会見し、「比政府からMILFに提示された最終和平案は現行のイスラム教徒自治区(ARMM)の域を超えず、(より独立性の高い権限獲得を目指す)MILFを侮辱する内容だ。比政府は年内の最終和平合意を視野に入れているようだが、合意への道のりは遠いと言わざるを得ない」と悲観的な見通しを示した。