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1月18日のまにら新聞から

牛丼で明暗

 [ 1365字|社会 (society) ] 有料

「吉野家」の比分家は米産牛肉輸入継続で通常営業。危機直面の「本家」と明暗

 米ワシントン州での牛海綿状脳症(BSE)発生が発表されて約三週間。米産牛肉の輸入が禁止された日本国内では、牛丼チェーン最大手の吉野家ディー・アンド・シー(本社・東京都新宿区)が牛丼の販売中止を検討するなど余波が続いている。一方、フィリピンでは、感染の危険の高い特定部位を除いて現在も原則輸入可能。このため、首都圏で「吉野家」四店舗を経営する比企業は米産牛肉の輸入を継続、危機に直面する「本家」とは対照的に「安全性の確認された部位だけを輸入している。食べても安全」と通常営業を続けている。 「吉野家」は二〇〇一年十二月に比に再進出した。現在は首都圏に四店舗あり、日本の本家とフランチャイズ契約を結んだ比企業が経営している。日本国内と同じ米産牛肉、特製タレを使った「日本の味」が売り物だ。