国鉄脱線原因調査
[ 976字|社会 (society) ] 有料軌道の強度不足でレール幅広がり脱線か。スピードはほぼ制限速度と推定
死傷者約百八十人を出したフィリピン国鉄(PNR)の夜行列車脱線・転落事故の原因について、運輸通信省の調査チームは、軌道の強度不足によりレール幅が広がり、脱線につながったとの見方を強めている。脱線時のスピードは、制限速度(時速二〇キロ)に近い「時速二五キロ以下」とみられているが、機関車の速度計が壊れていたため正確な速度は不明という。メンドーサ運輸通信長官が二十四日の記者会見で、原因調査の「中間報告」として明らかにした。