暗殺20周年
[ 1163字|社会 (society) ] 有料アキノ元上院議員の暗殺20周年記念式典で国民の「国外逃亡」を嘆く声
ベニグノ・アキノ元上院議員(愛称ニノイ)が暗殺されてから二十周年目の二十一日午後、マカティ市のアヤラ通りで、夫人のアキノ元大統領、アロヨ大統領、ラモス元大統領らが参加して追悼記念式典が開かれた。参加者からは死を覚悟して帰国した同議員をたたえる一方、同議員とは対照的に海外で安定した生活を求めるフィリピン人が増える現状を嘆く声が聞かれた。また、左派系市民団体や前大統領派は式典に参加せず、図らずも「国の分裂状態」が浮き彫りになった。