国軍将兵反乱
[ 1617字|社会 (society) ] 有料反乱将校が事件後初証言。政治家関与、政権転覆計画など「当局発表」を全否定
国軍将兵の反乱事件で、大統領府の独立調査委員会(フェリシアノ委員長)は十三日、ケソン市の国軍本部で第二回聴聞会を開き、事件を起こしたトリリャネス海軍大尉(32)とマエストレカンポ陸軍大尉(32)が事件後初めて証人喚問された。両大尉は、軍事政権樹立を狙った反乱軍行動計画の存在や首謀者の一人とされるホナサン上院議員、エストラダ前大統領陣営の関与など、国軍などが公表してきた「事実関係」を否定した。事件から二週間以上を経てようやく実現した反乱将校喚問だが、当局発表と将校証言が真っ向から食い違う展開となり、真相はさらに深い闇に包まれた。喚問は報道陣に公開された。