国軍将兵反乱
[ 1637字|政治 (politics) ] 有料事件発生から1週間。若手将校の証言実現せず、背後関係など核心は依然不明
国軍の反乱将兵二百九十六人がマカティ市の高級ホテルを占拠、約二十時間後に投降して三日で一週間がたった。上下院などが事件調査に着手したが、反乱事件の首謀者など事件の核心部分は、若手将校の証人喚問が実現せず依然不明なまま。「反乱軍残党」とみられる所在不明将兵の存在やアロヨ大統領暗殺計画、新たな反乱計画情報が浮上するなど依然予断を許さない状況が続いている。一方、上院では、若手将校らの証人喚問、ホナサン上院議員の事件関与疑惑で与野党の思惑が対立。調査結果次第で、次期大統領選・上下院選の行方が大きく左右されるだけに今後も激しい駆け引きが続きそうだ。 (酒井善彦、2︱3面に関連記事)