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　不正蓄財裁判で略奪罪などに問われているエストラダ前大統領は二日、違憲行為にあたる二〇〇一年一月の政権交代を追認したなどとして、最高裁の判事十五人のうち、ダビデ長官ら八人の弾劾を下院に申し立てた。前大統領は五月中旬に政権交代の違憲性を理由に公訴却下を求めるなど、次期大統領選をにらんだ政治的動きを強めている。今回の弾劾申し立ても政治の表舞台と裁判、政権交代問題をリンクさせ、次期選挙で政権交代の「不当性」を訴えるための布石とみられる。