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　フィリピンでは日比国際結婚のトラブルが「警察ざた」になることが多い。文化や習慣の違い、不十分な意思疎通などが原因で起きる行き違いから、夫の日本人男性側はすぐに暴力を振るい、妻のフィリピン人女性側もすぐに警察や入管に駆け込む。日比結婚は年間七千七百件余り（二〇〇二年、日本の厚生労働省統計）成立しているが、繰り返されるこのパターン、一向に減る気配はない。マニラ市ではこのほど、夫婦げんかで暴力を振るって比人妻(25)に訴えられた日本人男性(42)が、首都圏警察西部本部に近親殺人未遂の疑いで逮捕された。男性は翌日、妻と離婚で同意し、妻が告訴を取り下げたため、釈放された。