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　ラクソン上院議員の告発によるアロヨ大統領の夫、ホセミゲル氏の資金洗浄疑惑が連日地元各紙をにぎわしている。ラクソン議員は資金洗浄の具体的な内容や証拠は示しておらず、あくまで大統領のイメージ失墜を狙ったものとみられる。情報を小出しにし、エストラダ前大統領の不正蓄財事件とだぶらせるなど大衆受けする手法が目立つ。左派系下院議員らは「単なる政治劇で終わらせてはならない」と疑惑の徹底追及を求めている。　告発の発端は十八日にラクソン議員が上院で行った「インクレジブル・ハルク」と題した特別演説。超人ハルクは米人気漫画の主人公のことだが、「信用できないでかいやつ」と読むこともでき、ホセミゲル氏を皮肉っている。超人ハルクは映画化され、最近までフィリピンで公開されていた。