ブラックボックス
[ 975字|社会 (society) ] 有料ラワッグ国際航空の管理不足で交信・飛行記録はまったく残っていなかった
ラワッグ国際航空機の墜落事故原因を調査している運輸通信省の事実調査委員会は二十六日、同機が搭載していたボイスレコーダー(交信記録装置)とフライトレコーダー(飛行記録装置)はともに整備不良で全く解読できなかったことを明らかにした。航空機事故解明の手掛かりになる最重要機材を含めた同航空のずさんな管理態勢がまた浮き彫りになった。同委員会は、調査結果を二十九日までに大統領に報告する。これで、事故原因の究明で残されているのは、エンジン製造会社の報告だけになった。