前大統領裁判
[ 1546字|政治 (politics) ] 有料検察側、1年5カ月かけ証人76人全員の尋問終える。偽名口座では新証拠示せず
エストラダ前大統領が略奪罪などに問われた不正蓄財裁判第百六回公判で検察側は九日、全証人七十六人の尋問を終えた。証人尋問は二〇〇一年十一月上旬に始まり約一年五カ月かかった。公判終了後、検察側は「証言と証拠を十二分に提示できた。証拠採用された書類は七百点近くに上り、結果には満足している」と有罪立証に自信を見せた。しかし、不正蓄財隠しに使われたとされ、略奪罪立証に不可欠な偽名口座と前大統領のつながりについては、弾劾裁判と同様に明確な証言・証拠を示すことができなかった。