プエルトプリンセサ地下河川国立公園(上)
[ 1368字|社会 (society)|世界遺産の旅 ]歳月が刻んだ「創造物」
観光資源は極めて豊かなフィリピンだが、国際テロ、相次ぐ地域紛争、誘拐、強盗、殺人事件など治安悪化で国内旅行も手控えられる状況が続く。新年は「平和と秩序」の回復を期待したいものだ。フィリピンには国連教育科学文化機関(ユネスコ)が登録した世界遺産が「プエルトプリンセサ地下河川国立公園」「バロック様式教会」「トゥバタハ岩礁海洋公園」「ビガン歴史地区」「コルディレラの棚田」︱︱の五カ所ある。現地を訪ね、それぞれの観光地としての魅力、歴史的背景、保存・運営の現状などを探った。「世界遺産の旅」として十回続きで掲載する。