強制立ち退き
[ 1291字|社会 (society) ] 有料日本の援助を受けたバタンガス港拡張工事で220世帯、約千人が強制立ち退き
日本の政府開発援助(ODA)で進められているルソン島バタンガス港拡張事業第二期工事で、事業主体のフィリピン港湾局(PPA)は十三日午前六時、工事用地を違法占拠していた住民二百二十世帯、約千人の強制立ち退きに踏み切った。警官約百五十人が警戒する中、撤去隊がハンマーなどを使って家々を破壊した。立ち退き拒否住民は家財道具を投げつけて抵抗した程度で大きなトラブルはなかった。私有地内にあり、買収交渉が難航している民家の強制撤去は見送られた。