日本ODA
[ 1189字|政治 (politics) ] 有料比政府、日本の政府開発援助事業で強制立ち退きの旧住民に補償金3,500万ペソ
日本の政府開発援助(ODA)で進められたルソン島バタンガス港拡張事業第一期工事で、事業主体のフィリピン港湾庁(PPA)は十一日、強制立ち退きの対象になった旧住民に補償金約三千五百万ペソを支払った。住民側は一九九四年に「立ち退きは違法」として提訴し、一、二審とも勝訴。補償金支払いは今年一月、PPAとの間で和解が成立したため実現した。ODAのあり方が問われた同工事の住民移転問題は、住民側が「全面勝利」する形で約八年ぶりに決着した。