ケソン市でホテル火災
[ 1279字|社会 (society) ] 有料75人死亡、50人重軽傷 防火設備に不備 非常口 施錠で開かず
十八日午前四時すぎ、ケソン市カミアス通りの「マノール・ホテル」から出火、宿泊客ら七十五人が煙に巻かれるなどして死亡、少なくとも五十人が重軽傷を負った。負傷者は同市内五カ所の病院に運ばれ手当を受けている。自動消火装置はなく非常出口も施錠されていたことから、国家警察中部本部は業務上過失致死などの疑いで捜査を始めた。宿泊客は約百七十人で、在フィリピン日本大使館は日本人がいなかったかどうか確認している。死者五十人以上の火災は、一九九六年に同市で起きた「オゾン・ディスコ火災」以来。