バタアン60周年
[ 1103字|社会 (society) ] 有料旧日本軍と戦った比米両軍兵士をたたえる式典で大統領、テロ対策での結束訴え
太平洋戦争開始直後のバタアン半島をめぐる攻防戦で、旧日本軍と死闘を繰り広げた比米両軍兵士をたたえる式典が「英雄の日」の九日、バタアン州ピラール町のサマット山(五五三メートル)であった。比米両軍が旧日本軍に屈したのは一九四二年四月九日。六十周年目となる節目の式典だったが、アロヨ大統領や駐フィリピン米国大使は比米合同軍事演習を例に挙げてテロ、貧困対策での結束を強調。政治色の強さに「歴史」がかすむ記念式典となった。