元逃亡犯の邦人男性 「家族団らん」を夢見ながら獄中死
[ 847字|社会 (society) ] 有料「比で死にたかったのかも」所在通報の比人妻、苦悩
日本人逃亡犯の世界最大の受け入れ国とされるフィリピンで一九九七年四月に逮捕、強制送還された元逃亡犯が今年二月、東京都八王子市の医療刑務所で息を引き取った。獄中からラスピニャス市に住む内縁の妻と娘に宛てた手紙は五十二通に上り、「出所後はまた三人で一緒に暮らそう」と日本での家族団らんを望みながらの無念の死だった。
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日本人逃亡犯の世界最大の受け入れ国とされるフィリピンで一九九七年四月に逮捕、強制送還された元逃亡犯が今年二月、東京都八王子市の医療刑務所で息を引き取った。獄中からラスピニャス市に住む内縁の妻と娘に宛てた手紙は五十二通に上り、「出所後はまた三人で一緒に暮らそう」と日本での家族団らんを望みながらの無念の死だった。