元慰安婦裁判
[ 931字|社会 (society) ] 有料元従軍慰安婦46人による国家賠償請求訴訟で最高裁が上告棄却、原告側敗訴確定
太平洋戦争中、旧日本軍から性的暴力を受けたとして、元従軍慰安婦のフィリピン人女性四十六人が日本政府に総額九億二千万円の損害賠償などを求めた裁判で、最高裁第一小法廷(島田仁郎裁判長)は二十五日、原告側の上告を棄却する決定を出した。東京高裁も原告側の控訴を棄却しており、これで「国際法は、被害者個人が交戦国に対して直接請求する権利を認めていない」と賠償請求を退けた東京地裁判決が確定した。