鈴木被告減刑
[ 1133字|社会 (society) ] 有料死刑判決受けた鈴木英司被告の上告審で最高裁、「1審判決誤り」と終身刑に減刑
一九九四年十二月に大麻所持罪で死刑(罰金一千万ペソ)の一審判決を受けた愛知県渥美町出身、鈴木英司被告(47)の上告審で、最高裁判所は十二日までに、「刑法に基づいた適正な量刑は終身刑。一審は誤った刑罰を科した」として、終身刑(罰金百万ペソ)に減刑する判決を下した。検事総長にあたる首席検事は一九九六年に一審のバコロド地裁判決の「誤り」を指摘、「終身刑が妥当」とする最終意見書を提出しており、今回の最高裁判決はこれに沿う形となった。同被告は「事件はでっち上げだ」と無実を主張してきたが、認められなかった。弁護士と相談した上で判決再考を申し立てる方針。