石綿混入疑惑で環境資源省「酷似した別物質」
[ 989字|社会 (society) ] 有料成分分析受け「シロ判定」
日本からセブ港に輸入されたコンテナ詰めの中古建材に、発がん性物質のアスベスト(石綿)が含まれていたとされる問題で、環境天然資源省は三日、石綿とされた物質は、組成の酷似した別種の鉱物だったことを明らかにした。成分を分析した政府関係機関は、「電子顕微鏡による再分析を」と勧告しているが、同省はより詳細な分析を実施しないまま「シロ判定」に踏み切った。
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日本からセブ港に輸入されたコンテナ詰めの中古建材に、発がん性物質のアスベスト(石綿)が含まれていたとされる問題で、環境天然資源省は三日、石綿とされた物質は、組成の酷似した別種の鉱物だったことを明らかにした。成分を分析した政府関係機関は、「電子顕微鏡による再分析を」と勧告しているが、同省はより詳細な分析を実施しないまま「シロ判定」に踏み切った。