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2月10日のまにら新聞から

目覚ましい設備の向上 退役軍人病院

[ 622字|2019.2.10|社会|新聞論調 ]

 国軍の最高司令官でもあるドゥテルテ大統領は最近、首都圏ケソン市にある退役軍人病院を訪問した。現政権になってからの病院設備の向上は目覚ましい。大統領府の予算から1億ペソの資金が拠出された。5割以上が複数の検出器を備えたCTの購入に充てられ、残りは壊れていたベッドの買い換えに使われた。

 ロレンサナ国防長官によると、病院名である「退役軍人記念病院」の「記念」が「死者をほうふつさせる」として、大統領が嫌ったため、行政命令によって改称される方向という。

 退役軍人病院は第2次世界大戦前に、フィリピン駐留米軍兵士の医療施設として、米政府が建設したものだ。比政府は1939年、新たな大統領宮殿の建設予定地としていたケソン市の55ヘクタールを病院建設のため、明け渡したという。第2次大戦後は日本軍と戦った元米軍兵士の病院として、さらにその後、医療対象者は比国軍の退役軍人や扶養家族にも拡大された。

 病院にはエミリオ・アギナルド初代共和国大統領が1964年に亡くなるまで何度か入院、コモンウェルス時代のセルジオ・オスメーニャ大統領なども入っていた。最近ではエストラダ、アロヨ両元大統領も、逮捕された際に、病院で拘束生活を送っていた。

 他にも政府の娯楽ゲーム公社や慈善宝くじ教会、軍人団体なども個別にスイートルームなどを提供する形で、病院の発展に寄与している。さらなる施設の向上が期待されている。(4日・インクワイアラー、ラモン・ファロラン)

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