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4月2日のまにら新聞から

在米比人の成功ぶり 300万人のOFW米国に

[ 759字|2018.4.2|社会|新聞論調 ]

 フィリピン人は世界中で医師や看護師、教師や船員、建設作業員や家政婦などとして働いている。サウジアラビアなど中東に行く者も多いが、過去、長い間、米国に自分たちのチャンスや人生を見つけるために移住する者が多かった。初期に米国に移住した比人らはハワイやカリフォルニアで農園労働者として働いた。その後、米軍基地で働く比人エンジニアや船員が続いた。いわゆる比人海外就労者(OFW)が世界中に進出する前のことだ。

 今日、世界中に1000万人いるとされるOFWのうち、約300万人は米国にいる。あとは約100万人がサウジに、67万人がアラブ首長国連邦に、66万人がカナダにそれぞれ滞在している。その他にもマレーシア、オーストラリア、日本、シンガポール、クウェート、香港など世界中に住んでいる。

 しかし、比人の移住先としては米国が断然トップで人気がある。最近の調査でも在米比人がどこの国への移住者よりも成功していることが分かった。2016年の米国コミュニティー調査によると、25歳以下の在米比人はどの国の移住者や米国生まれの者よりも高学歴だという結果が出た。在米比人の若者たちの約50%は大卒で、米国生まれの者たちの平均32%やその他の移民たちの30%より高い。16年の米国勢調査でも、在米比人の平均年収は8万7千ドルで、その他の移民たちの平均5万4千ドルや米国生まれの者の5万8千ドルより高い。貧困家庭の割合も5%とその他の国の移民たちの15%よりかなり低い。

 これらの調査は比人が米国で成功を収めていることを示している。このことが国内の世論調査で国民が米国を一番好きだと答えていることの説明にもなる。強権政治に傾きかけているわが国のリーダーたちはこの事実をよく考えて外交政策を進めるべきだろう。(26日・ブレティン)

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