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11月27日のまにら新聞から

新聞論調

比は「 東洋の真珠」

[ 718字|2016.11.27|社会|新聞論調 ]

 このほどドゥテルテ政権による観光促進キャンペーンの会合に出席し、新しいブランド構築のための事業についてアイデアを求められた。この事業に観光省が6500万ペソを投じる。

 これまでの政権と観光省によるフィリピンを世界的観光地とすることを目指す取り組みは、どれも惨めな結果に終わっている。掲げたスローガンも模倣や取るに足らないものばかりだった。

 新しい観光促進の取り組みやブランド再構築は、歴史的な真実、地理的な整合性、本物の文化的価値、認知度の自覚、ドゥテルテ政権の国家観に適しているか、という基準である。世界的に注目を集め、フィリピン国民が誇りに思えるようなものとすべきである。

 そこで私が提案したいのは、フィリピンを「東洋の真珠」として世界に発信するアイデアだ。国のスローガンとして、観光客誘致に使うのである。

 1751年、スペインイエスズ会の伝道師ホアン・デルガドはフィリピンを「東洋の真珠」と呼んだという歴史的背景がある。フィリピン国歌にもフィリピン語で東洋の真珠と歌われている。

 真珠は地球上でも貴重な生きる宝石である。ルソン地方パラワン州とミンダナオ地方スルー州の海は大きく美しい真珠の産地であり、それらの地域で育った真珠は世界的に評価が高い。淡水の真珠はイケチョウガイの中で6カ月でできるのに対し、フィリピンの海域で育つ海水の真珠はカキの中で一粒できるまでに5年の歳月を要する。

 ドゥテルテ大統領の任期は6年である。真珠が育つ期間と似ている。大統領が任期を全うする時、フィリピンが真珠のごとく素晴らしい国になっていることを願う。以上が私からの知恵と助言である。(24日・タイムズ、エン・マカベンタ氏)

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