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2月15日のまにら新聞から

電化製品や配線に十分注意を 3月の防火月間を控えて

[ 804字|2019.2.15|社会|新聞論調 ]

 火災が多発することから防火月間に指定されており、サマーシーズンの始まりでもある3月をあと3週間ほどで迎える。しかし、もうすでに各地で不動産や人命に被害を与える火災が何件も起きている。先週土曜日の午後にも、マカティ市サウスセンボ地区で民家が1軒家事となり損害を受けた。火はすぐに消し止められ負傷者などはいなかった。しかし、その数時間後に今度はパサイ市マリカバン地区にある住宅密集地で火災が発生、10家族が家を失い、1人が負傷した。

 その2日前には同じマリカバン地区で火災が起き、その時は2階建て民家が焼けて、逃げ遅れた住民9人が亡くなっている。その火事は午前2時に発生し、1時間後には鎮火したが、夫婦と3人の子供、さらにその親族4人が犠牲になったのだ。火災の原因をまだ当局は調査中だが、目撃者は、民家の1階に置いていたコンピューターから煙が出ていたと証言している。つまりコンピュータが火元だったというのだ。また、先週土曜日に発生した火事2件もいずれも電気配線の部分から出火した可能性が強いという。

 消防局は最近、小型の電化製品や携帯電話などは使用しない時には充電器から外すようアドバイスしている。また、サーキットブレーカーの使用や適切な接地も行うよう呼び掛けている。コンピューターや携帯電話の長時間にわたる使用や充電だけでなく、安物の充電器自体も発火することがあるのだ。また、いいかげんな電気配線は、ろうそくや灯油ランプを放っておくのと同じぐらい危険だという。トタン板や廃品などを使って建てられた民家などが密集するスラム地域などでは火災に対し厳重に注意する必要がある。

 最近の火災を教訓に家庭や会社、学校などで防火対策を練るべきだ。防火月間が来るのを待ってからではなく、すぐに対策を施すべきだ。パサイ市の火事のように、たった1軒の火事でも多くの人命が犠牲になることがあるからだ。(11日・スター)

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