「日刊まにら新聞」ウェブ

　中国を中心に新型コロナウイルスによる肺炎の感染が急速に広がっていることを受けて、中国からの観光客が多いフィリピンでも感染拡大の恐れが強まっている。政府は空港での水際対策を強化しているが、ドゥケ保健相は27日、感染の疑いのある中国人ら外国人11人を首都圏を含む全国６地域の病院で隔離していると明らかにした。外務省によると、感染者が多い中国・武漢市には比人海外就労者（ＯＦＷ）約１５０人が滞在しており、同省は帰国支援などについて保健省と協議をしている。